2024.07.19
国際協力銀行、オフィスビル開発事業に融資 東急が間接出資
国際協力銀行(JBIC、東京都千代田区)は、東急株式会社(東京都渋谷区)が間接出資するベトナム法人のフオンナム3A-1
リアルエステート・ビジネス・アンド・インベストメント(Phuong Nam 3A-1 Real Estate Business and Investment=PN3A-1)
との間で、同社のホーチミン市でのオフィスビル開発・運営事業向けに、融資金額3600万USD(JBIC分、約57億円)を限度と
する貸付契約を締結した。
同融資は、三菱UFJ銀行(東京都千代田区)との協調融資により実施するもので、協調融資総額は6000万USD(約95億円)となる。
東急は、ベトナム、タイ、オーストラリアの3か国でまちづくり事業を展開しており、ベトナムでは東南部地方ビンズオン省
人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)と合弁会社を設立し、ビンズオン新都市の交通イン
フラを含むまちづくり事業を展開している。
今回の事業は、東急が、現地パートナーのR.C.リアルエステート・デベロップメント・アンド・ファイナンス・コーポレーション(R.C. REAL ESTATE DEVELOPMENT AND FINANCE CORPORATION=REFICO)などと共に、ホーチミン市でオフィスビル開発・運営事業を実施するもの。
同オフィスビルは、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のバーソン駅に近接しており、同市が推進する再開発に貢献する。また、同事業はグローバル企業の拠点となるホーチミン市における数少ないグレードAオフィスビルとして、新たな国際商業拠点の発展に寄与する。