2024.07.12
1~6月期のベトナム人海外派遣労働者数7.9万人、日本向けが最多4万人
2024年1~6月期にベトナムから海外に派遣された労働者数は7万8640人で、前年同期から微増となり、年間計画の約63%に達した。
なお、労働傷病兵社会省は、2024年にベトナムから海外に派遣する労働者数の目標を計12万5000人に設定している。
労働傷病兵社会省傘下の海外労働管理局(DOLAB)によると、1~6月期の派遣先別では、日本が4万0596人で最多をキープ。
以下、台湾:2万7837人、韓国:5582人、中国:1080人、シンガポール:609人などと続いた。
また、6月単月の海外派遣労働者数は1万2788人だった。6月単月の派遣先を見てみると、こちらは台湾が6235人で最多。
以下、日本:5388人、韓国:373人、中国:232人、シンガポール:128人などと続いた。
ベトナム人の海外派遣労働者は、製造業や建設業、農業、漁業、サービス業などに従事しており、良好な労働条件と充実した
福利厚生のもとで働いている。収入面も高い水準で安定しており、熟練労働者の場合、日本と韓国では1200~1600USD(約19.1万~25.4万円)、
台湾およびヨーロッパでは800~1200USD(約12.7万~19.1万円)、中東およびアフリカでは700~1000USD(約11.1万~15.9万円)の月収を得ている。