世界銀行(WB)のデータによると、2023年におけるベトナムの国内総生産(GDP)は4300億USD(約69兆円)で、

国民1人当たりのGDPは4347USD(約70万円)だったと推定される。

　ベトナムは、旧基準に沿えば上位中所得国に入るはずだったが、2023年7月1日から引き上げられた新たな

分類基準に照らし合わせると、引き続き下位中所得国に分類されている。

　下位中所得国と上位中所得国に関する新たな分類基準は以下の通り。

◇下位中所得国：国民1人当たりGDPが1136～4465USD(約18万3000～71万8900円)
◇上位中所得国：国民1人当たりGDPが4466～1万3845USD(約71万9000～223万円)

　上位中所得国の分類に求められる国民1人当たりGDPは、2024年7月1日からさらに4516～1万4005USD(約73万～225万円)に引き上げられている。

　2024年にGDP成長率+6.5％を達成し、人口の増加幅がさほど大きくなければ、ベトナムは2024年に上位中所得国に仲間入りするものと見込まれる。