2024.07.05
富士フイルム、がん検診を中心とした健診センターをベトナムに展開
富士フイルム株式会社(東京都港区)は、がん検診を中心とした健康診断(健診)センター「NURA(ニューラ)」
をベトナムに展開する。新拠点は、東南アジア地域で初めての拠点として、7月1日にハノイ市にオープンした。
ハノイ市の「NURA」は、ベトナムで医療機関「T-Matsuoka Medical Center」を展開するベトナム・ジャパン・
ヘルステクノロジー(VIETNAM JAPAN HEALTH TECHNOLOGY=VJH)が運営する。
インドやモンゴルで「NURA」を展開してきた富士フイルムの子会社である富士フイルムDKH(FUJIFILM DKH)
のサポートのもと、がん検診をはじめとする生活習慣病検査サービスを提供する。
富士フイルムは、2021年にインドのベンガルールに「NURA」を開設し、新興国での健診サービス事業を開始した。
現在はインドで4拠点、モンゴルで1拠点を展開している。
「NURA」では、富士フイルムが持つCT・マンモグラフィなどの医療機器や医師の診断を支援する人工知能(AI)技術を活用して、がん検診をはじめとする生活習慣病検査サービスを提供。すべての検査と医師による検診結果のフィードバックが約120分という短時間で完了する点や、フィードバックの際に医師から健診結果に関する説明を診断画像とともに分かりやすく受けられる点などが利用者から好評を得ている。
富士フイルムは、今後も「NURA」の拠点拡充を図り、新興国での健診サービス事業をさらに拡大していく。