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2024.06.21

Green Carbon、タインホア省当局と水田プロジェクト推進で覚書

カーボンクレジット創出販売や農業、環境などの事業を手掛けるGreen Carbon株式会社(東京都港区)はこのほど、

北中部地方タインホア省農業農村開発局との間で、水田面積最大10万haでのカーボンクレジット創出を目指す水田

プロジェクトの推進で覚書(MOU)を締結した。

 Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、

マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど、自然由来のカーボンクレジット創出を幅広く展開している。

 中でもベトナムでは水田プロジェクトをメインに展開しており、北部紅河デルタ地方ナムディン省、同ビンフック省

北中部地方ゲアン省、南部メコンデルタ地方アンザン省を中心に事業を進めている。

 タインホア省農業農村開発局は、同省での間断灌漑(AWD)プロジェクトへの協力や、現地農家への推奨・紹介、

農家へのガイダンス、関係機関への協力要請を主に担う。

 一方、Green Carbonは、ベトナム現地の研究機関や大学と連携し、水田で排出されるメタンガスの計測、

必要データの収集、カーボンクレジットの発行、販売を担う。

 まずは今後10年間を実施期間として、タインホア省における水田面積最大10万haでのカーボンクレジット創出プロジェクトを

展開し、ベトナム全土への拡大を推進していく。