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2024.05.30

ベトナム航空、「持続可能な燃料」で旅客便を運航 国内初

ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、国内の航空会社として初めて「持続可能な航空燃料(SAF)」をベトナム航空、日本路線に787-10 大型化・臨時便で提供座席30%増=年末年始

使用したフライトに成功した。

 SAFを使用した同フライトは、シンガポール発ハノイ行きのVN660便。燃料は世界最大級の再生燃料メーカーである

フィンランドのネステ(Neste)から供給された。

 SAFは、使用済み食用油や廃動物性脂肪などの原料から製造され、厳格な国際航空基準を満たした燃料だ。

SAFを使用することにより、温室効果ガス排出量を最大80%削減するほか、NOxやSO2、

微粉塵などの他の有害な排出量を最小限に抑えることもできる。

 ベトナム航空が、従来の化石燃料よりも2~3倍、もしくは5~6倍も割高なSAFを使用したことは、

持続可能な開発目標やESG(環境・社会・ガバナンス)基準に従った社会的責任の実践への強い決意を示しているといえる。

 これはまた、ベトナムが掲げる2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標の達成にも貢献する見込みだ。

 なお、同社は2023年、航空機の運航の最適化や燃料の節約により、CO2削減量が前年比+50%増の約7万tとなった。