2024.05.24
北九州市とハイフォン市、高度浄水処理技術で新たな覚書締結
福岡県北九州市上下水道局と北部紅河デルタ地方ハイフォン市のハイフォン・ウォーター(Hai Phong Water=HPW)は20日、
ハイフォン市のアンズオン浄水場における高度浄水処理技術「上向流式生物接触ろ過設備(U-BCF)」に係る新たな覚書を締結した。
北九州市とハイフォン市は姉妹都市。「U-BCF」は北九州市が独自に研究開発したもので、これをベトナムに普及すべく、
北九州市上下水道局とHPWは2013年に相互協力協定を締結するなど、様々な協力関係を構築してきた。
今回、2022年3月にハイフォン市に整備され、現在稼働中の「U-BCF」について、運転技術習得に向けた技術協力(職員派遣、
受け入れ研修ほか)などに関する新たな覚書を締結した。
この覚書により、HPWは「U-BCF」を安定運転するためのノウハウを獲得する。一方、北九州市上下水道局は、
ベトナムにおける「U-BCF」の運転・水質データなどの知見を獲得し、ベトナム全土への普及に活用することが期待される。