2024.04.12
「移住したい街」、ホーチミンがトップ PAPI調査
ベトナム全国63省・市の中で、ホーチミン市が「移住したい街」でトップとなった。
これは「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2023年版の調査結果で明らかになったもの。
PAPI調査は、ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センター、地域社会開発研究サポート
センター(CECODES)、国連開発計画(UNDP)が2011年から実施しており、先日、2023年版の
調査結果が発表された。
この中で移住したい街について調査したところ、対象となった18歳以上の国民1万9536人の回答を
まとめた結果、ホーチミン市との回答が21.68%でトップに立った。以下、◇ハノイ市: 15.10%、
◇南中部沿岸地方ダナン市:11.34%、◇南部メコンデルタ地方カントー市:4.05%、◇南中部高原地方ラムドン省:3.97%などと続いた。
上位4位はいずれも経済発展した中央直轄市。5位のラムドン省は、涼しい気候と美しい景観があり、フランス植民地時代に避暑地として開発されたダラット市を中心にインフラと経済が発達している。
移住したい街として最も人気が低かったのは、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:0.02%、◇西北部地方ディエンビエン省:0.07%、◇東北部地方バクカン省:0.11%、◇南部メコンデルタ地方ベンチェ省:0.16%、◇同アンザン省:0.24%などとなっている。
移住希望者の比率が最も多いのは西北部地方ライチャウ省で、同省の回答者の3.55%が移住を希望している。以下、◇ディエンビエン省、◇北中部地方クアンビン省、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省、◇同カマウ省と続いた。