2024.03.08
野菜加工のHOLUSベトナム法人、新工場を建設 生産能力向上
食品の企画・開発・輸出入・販売や日本国内外でのアグリビジネスを手掛ける株式会社HOLUS(東京都渋谷区)は、
各種冷凍野菜や冷凍惣菜(天ぷら・飲茶など)の製造を行うベトナム現地法人のアグリエックス
(AGRIEX、南中部高原地方ラムドン省)において、生産能力・品質などの向上に向けて大規模な新工場の建設を決定した。
アグリエックスは2022年に第1工場を竣工しており、生産する製品数は40種類以上、
工場では300人以上の雇用を創出している。また、2023年3月には食品安全のマネジメントシステムであるFSSC22000認証を取得している。
同社は、顧客ニーズに応えるべく、新たに第2工場と第3工場の建設を進めている。工場の竣工後、
全工場の生産キャパシティは年間1万t超を想定しており、ベトナム最大規模の野菜加工工場となる見込み。
機能面では「保管」、「選別」、「梱包」などの機能についても大幅に強化する予定で、より厳しい品質基準への対応が可能となる。
また、新工場には日本人のフレンチシェフが総料理長を務め、現地スタッフや地域住民への食育・調理研修を兼ねた社員食堂、及び社員の口腔ケアができる検診施設などを併設する予定だ。
第2工場は、既存の第1工場敷地内に建設し、社員食堂及び歯科検診施設を併設する。第3工場は、第1・2工場と同一工業団地内に建設し、機能特化型の工場となる予定だ。いずれも今夏に竣工する見通し。