バルブ及びその他の流体制御用機器とその付属品の製造・販売を手掛ける株式会社キッツ(東京都港区)は、

半導体装置市場向けの高純度ガス対応バルブの生産のため、ベトナムに設立したグループ会社の

キッツ・コーポレーション・オブ・ベトナム(KITZ Corporation of Vietnam、

北部紅河デルタ地方ビンフック省)の敷地内に工場棟を新設する。

　これは、半導体装置市場向け製品の需要増加に伴う生産能力の増強及び製品の安定供給、

また生産地域分散による安定供給を目的としたもの。具体的に、高純度ガス対応ダイヤフラムバルブ(ボディ加工・研磨・組立及び部品加工)を生産する。

投資金額は45億円、稼働時期は2025年11月。

　現在、キッツグループでは、半導体製造工程で使用される高純度ガス対応のバルブの標準的な製品の多くを中国工場で生産している。ベトナム工場に工場棟を新設することで、2030年の計画地として約30％の増産能力アップを目指す。