2024.01.30
日本のベトナム人労働者数51.8万人、前年比+12.1%増 国籍別最多
日本の厚生労働省は、2023年10月末現在の「外国人雇用状況」の届出状況を公表した。
日本におけるベトナム人労働者数は前年比+12.1%増の51万8364人となり、全体の25.3%を占め、
前年に続き国籍別でトップに立った。
ベトナム人労働者数は、◇2012年:2万6828人、◇2013年:3万7537人、◇2014年:6万1168人、
◇2015年:11万0013人、◇2016年:17万2018人、◇2017年:24万0259人、◇2018年:31万6840人、
◇2019年:40万1326人、◇2020年:44万3998人、◇2021年:45万3344人、◇2022年:46万2384人と増加の一途をたどっている。
全国における外国人労働者数は、前年比+12.4%増の204万8675人で、2007年に届出が義務化されて以降の過去最高を更新した。外国人労働者を雇用する事業所数は同+6.7%増の31万8775か所で過去最高を更新した。
国籍別に見ると、ベトナムに次いで中国(香港、マカオ含む)が39万7918人(全体の19.4%)で2位。続いて、◇フィリピン:22万6846人(同11.1%)、◇ネパール:14万5587人(同7.1%)、◇ブラジル:13万7132人(同6.7%)などとなっている。
ベトナム人労働者数を在留資格別に見ると、◇技能実習:20万9305人(ベトナム人労働者数全体の40.4%)、◇専門的・技術的分野の在留資格:15万9962人(同30.9%)(うち技術・人文知識・国際業務8万4650人、特定技能6万9462人)、◇資格外活動:10万1530人(同19.6%)(うち留学8万2644人)、◇特定活動:2万7301人(同5.3%)、◇身分に基づく在留資格:2万0262人(同3.9%)(うち永住者9561人、日本人の配偶者など5340人、定住者3756人、永住者の配偶者など1605人)、◇不明:4人となっている。
また、産業別では、◇製造業:20万1128人(ベトナム人労働者数全体の38.8%)、◇サービス業(他に分類されないもの):6万5051人(同12.5%)、◇建設業:6万2026人(同12.0%)、◇卸売業・小売業:5万7492人(同11.1%)、◇宿泊業・飲食サービス業:5万3998人(同10.4%)、◇医療・福祉:1万9673人(同3.8%)、◇情報通信業:5977人(同1.2%)、◇教育・学習支援業:1849人(同0.4%)となっている。