2024.01.26
パナソニックEW、配線器具やブレーカを生産するベトナム工場新棟を本格稼働
パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(大阪府門真市)の海外現地法人であるパナソニック・
エレクトリックワークス・ベトナム有限会社(Panasonic Electric Works Vietnam、東南部地方ビンズオン省)は、
配線器具やブレーカを生産している工場内に建設した新棟を23日より本格稼働したと発表した。
近年ベトナムでは経済が飛躍的に拡大し、国内総生産(GDP)は2028年まで年率+7%で成長すると見込まれている。
パナソニック株式会社エレクトリックワークス社では、グローバルでの電設資材事業の強化に力を入れており、
ベトナムをASEAN地域における重点国に定め、生産性や商品開発体制などの強化に取り組んでいる。
新棟は2022年に建設を開始し、2023年9月より生産設備を導入し順次稼働を開始。このほど本格稼働に至った。また、新棟建設にあわせて既存棟を含めた生産ラインを最適化し、製造から出荷までのリードタイムを短縮。さらに、日本で培った自動化技術の導入を加速させ、2025年までに自動化率を現在の2倍にしていく見込み。これにより、生産能力を2022年の約1.8倍に強化することで、市場への対応力強化を図る。
また、太陽光発電設備で工場全体の電力の一部をまかなうと共に、高効率LED照明器具やヒートポンプ式空調機、換気設備などの商品群を導入しており、消費電力を抑えた製品製造にも取り組む。
新棟概要
建物延床面積:1万0941m2(既存建屋1万6960m2、合計2万7901m2となり約1.6倍へ増床)
生産品目:配線器具、ブレーカ
生産能力:配線器具について既存工場を含め、2022年の約1.8倍の生産能力へ増強(2029年度までに達成予定)