シナジー、ベトナム国営企業と提携 日本産ホタテの輸出・加工管理システムを構築|NEWS&TOPICS |ベトナム人技能実習生・特定技能実習生の送り出し機関/サバナム (SAVANAM)送り出し機関

Our newsニュース

  • TOP
  • ニュース
  • シナジー、ベトナム国営企業と提携 日本産ホタテの輸出・加工管理システムを構築

2024.01.26

シナジー、ベトナム国営企業と提携 日本産ホタテの輸出・加工管理システムを構築

株式会社シナジー(大阪府大阪市)は2023年12月、ベトナムの国営企業でデベロッパーとしても知られ、株式会社シナジー

エネルギー開発なども手掛けるハーバースター・エンジニアリング・グローバル・

グループ(Harbor Star Engineering Global Group Corporation、ホーチミン市)と業務提携した。

 ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)とも協議しながら、日本産のホタテをベトナムに輸出し、

現地で加工する独自のシステムを構築し、新たな販路を開拓するプロジェクトを本格稼働する。

 シナジーはこれまでベトナムの不動産事業などにも携わっており、国産ホタテの従来の輸出先だった

中国や香港に代わる新たな販路開拓を計画してきた。日本国内水産物の新たな需要構造改革に向けて、

ベトナムの大手企業などと組むことで、新たな輸出先の開拓や輸出先のニーズに応じた加工体制の強化・支援に乗り出す。

 ハーバースターは、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港などの開発・建設にも携わる大手企業で、ベトナムの国営企業・特殊法人のうちの1社でもある。今回、現地に根ざした大規模プロジェクトに数多く携わるハーバースターと基本合意書を締結したことで、ハーバースターの全面バックアップを受けながら、日本産ホタテの新規需要や代替販路の開拓を進めていく。

 ホーチミン市を中心としたむき身加工などを手掛ける工場は、小中規模の工場が各所に点在していることから、1工場当たりの加工量に限度があることが課題だった。そこで、VASEPと協力し、ベトナムにある既存加工場をフル活用させ、販路拡大につなげていく。

 ハーバースターやVASEPとタッグを組むことで、シナジーは加工後のホタテを買い上げる一括管理システムを構築・導入する。1日に加工可能なホタテを500tまで増やす予定で、今後、米国や韓国などを中心に代替販路を確保し、拡大させていく。