2024.01.19
「各国政府のAIへの備え度指標」、ベトナムは193か国中59位 日本は9位
オックスフォード・インサイツ(Oxford Insights)とカナダの国際開発リサーチセンター
(International Development Research Centre=IDRC)が協力して世界193か国・地域を対象に調査した
「2023年の各国政府の人工知能(AI)への備え度指標(Government AI Readiness Index 2023)」
によると、ベトナムのスコアは54.48となり、3年連続で世界平均を上回った。同指標の発表はこれが6回目。
ベトナムの順位は、前年から4ランクダウンの59位。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内では、
前年から1つ順位を上げて10か国中5位につけた。なお、前年度は世界181か国・地域を対象に調査しており、
ベトナムは世界55位(53.96)という順位だった。
同調査は、AIが影響を強めている世界を各国政府がどの程度受け入れる準備ができているかを評価したもの。2023年版では、◇ガバナンス、◇インフラ、◇テクノロジーの3つの柱を主軸とした計39の指標をもとに評価している。
世界トップは84.80の米国。以下、◇2位:シンガポール(81.97)、◇3位:英国(78.57)、◇4位:フィンランド(77.37)、◇5位:カナダ(77.07)、◇6位:フランス(76.07)、◇7位:韓国(75.65)、◇8位:ドイツ(75.26)、◇9位:日本(75.08)、◇10位:オランダ(74.47)と続いた。
なお、ワースト5は、◇193位:北朝鮮(9.20)、◇192位:シリア(18.12)、◇191位:スーダン(18.26)、◇190位:エリトリア(19.62)、◇189位:中央アフリカ共和国(19.74)だった。