2024.01.05
23年の人口、前年比+83.5万人増の1億人超に 東南アジアで3位
統計総局(GSO)によると、2023年のベトナムの人口は前年比+83万4800人(+0.84%)増の1億0030万人となり、
世界で15位、東南アジアではインドネシア、フィリピンに続く3位に立った。
このうち、農村部の人口が6210万人で全体の61.9%、都市部の人口が3820万人で同38.1%を占めた。
性別で見ると女性が5030万人で同50.1%、男性が5000万人で同49.9%だった。
人口構造は高齢者の割合が増加し、若者の割合が減少する傾向にある。ベトナムは現在、人口構造の黄金期にある一方、高齢化も進んでいる。
2023年の合計特殊出生率(TFR、1人の女性が一生に産む子供の平均数)は1.96人で、東南アジアの平均水準である2人を下回った。2023年の男女出生比(SRB、女児100人に対する男児の数)は112で、男女出生比率の不均衡が依然として高いことを反映している。
平均寿命は前年の73.6歳から73.7歳に伸びたが、東南アジアではシンガポールの83歳、ブルネイの78歳、タイの76歳を下回った。男女でも差があり、女性の平均寿命が76.5歳で、男性の71.1歳を5歳上回った。