北部紅河デルタ地方ハイフォン市にあるスアングエン刑務所で20日、衛生用品などの物資供与式が開催された。

　この供与は、国連薬物犯罪事務所(UNODC)を通じた東南アジア諸国向け新型コロナウイルス感染症(COVID-19)及び

その他感染症対策のために日本政府が2022年に拠出した150万USD(約2億2500万円)の一部を活用して行われたもの。

　日本政府はこれまでにも、洪水や地滑り、新型コロナのパンデミックの影響に対処する刑務所を支援する取り組みとして、

UNODCを通じ、ベトナム国内の刑務所に衛生用品や医薬品などを供与してきた。

　今回の供与は、日常的な感染症対策を含む刑務所環境のさらなる改善を目的として、

スアングエン刑務所を含む9つの刑務所に対し、発電機、給水ポンプ、女性用衛生用品キットや医薬品の提供を継続して行うものとなっている。