2023.07.20
ベトナム航空、バッテリー内蔵の電動スーツケースの取り扱いでガイドライン
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、低用量バッテリーを内蔵したカバンや電動スーツケースの取り扱いに関するガイドラインを発表した
このタイプの荷物は、一定の条件のもと機内への持ち込みが可能だが、預け入れする場合はリチウム電池を取り外さなければならない。
旅行者の間では現在、バッテリー内蔵型のカバンやスーツケースが人気を集めている。しかし、リチウム電池は、気圧の変化や外部からの
衝撃により発熱・発火の危険性があるため、HVNはこのタイプのカバンやスーツケースを利用する乗客に対し、注意を促した。
HVNは、バッテリー内蔵式のカバン・スーツケースを取り扱う際、バッテリーに関する情報(取り外し可能な構造かどうか、重量、容量など)を
収集し、国際安全規制の条件を満たす場合は荷物として受け入れる。バッテリーの取り外しができる構造で、なおかつワット時定格量300Whまで
のものは、機内持ち込みが可能。
一方、預け入れを希望する場合は、事前にリチウム電池を取り外す必要がある。また、HVNはワット時定格量300Whを超えるリチウム電池について、いかなる輸送の形式でも受け入れていない。
取り外し不可能な構造のものについては、リチウム含有量が0.3g以下のリチウム金属電池、または、ワット時定格量が2.7Wh以下のリチウム電池を内蔵するものであれば、預け入れおよび機内持ち込み荷物として受け入れる。この場合、電源を完全にオフにする必要がある。