2021.11.26
グランソール奈良、ハノイ医科大学病院と基本契約を締結 オンライン診療など連携強化
奈良県宇陀市にあるグランソール奈良は25日、日本を公式訪問中のファム・ミン・チン首相と萩生田光一経済産業大臣の立会いのもと、ハノイ医科大学付属病院(ハノイ市)との間で「オンラインによる診療及び人材育成活動・セミナーにかかる基本合意」の提携にかかる基本契約を締結した。
今回の契約により、グランソール奈良とハノイ医科大学付属病院は、オンラインを活用した診療サポートや人材育成などの連携を強化する。
グランソール奈良は2015年よりハノイ医科大学に「がん免疫細胞治療」にかかる細胞培養技術の移転を行い、共同研究を行っている。2017年にはハノイ市に現地法人「グランソール・ベトナム(Grandsoul Vietnam)」を設立し、日本で診療を受けるベトナムのがん患者を受け入れてきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により渡航が制限され、ベトナム人患者が訪日して受診することが困難となる中、グランソール奈良とハノイ医科大学付属病院はこれに先立つ4月、オンライン診療の提携にかかる覚書を締結した。