茂木敏充外務大臣は25日の記者会見で、日本で製造した英アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチン約100万回分をベトナムに無償で追加供与すると発表した。

　これに先立つ16日、日本政府が無償供与したアストラゼネカ製ワクチン約100万回分がベトナムに到着しており、今回の供与で日本からベトナムに対するワクチン供与は合わせて約200万回分となる。

　日本政府は、ベトナムのほか、すでに供与済みの台湾にも約100万回分を追加供与する。

　日本政府はまた、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」を通じて、7月中旬以降に東南アジアや南西アジア、太平洋の島嶼国などに計1100万回分を供与する方針だ。