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2021.06.18

第15期国会議員選挙で499人当選、非党員の割合2.8%に縮小

国家選挙評議会は10日、第15期(2021年~2026年任期)総選挙における国会議員の選挙結果を公表した。

 国会議員の最終候補者866人の中から499人が当選し、予定人数の500人を下回った。1人は当選資格を剥奪された。

 当選資格を剥奪されたのは、東南部地方ビンズオン省共産党委員会のチャン・バン・ナム書記。ナム書記は土地管理に関する規定に違反して深刻な被害をもたらし、党の尊厳を著しく損なったとされ、中央監査委員会から調査を受けている。

 当選者499人のうち、中央レベルの機関・組織から推薦されたのが194人、地方レベルの機関・組織から推薦されたのが301人、自ら立候補した自薦が4人となっている。

 国会議員の選挙には、ベトナム共産党政治局員18人中17人が立候補し、全員が当選した。当選した政治局員の得票率は、◇グエン・フー・チョン書記長:93.2%、◇グエン・スアン・フック国家主席:96.7%、◇ファム・ミン・チン首相:98.7%、◇ブオン・ディン・フエ国会議長:99.9%などとなっている。

 政治局員の中で国会議員として立候補しなかったのは、ホーチミン市共産党委員会のグエン・バン・ネン書記のみとなっている。

 当選者のうち、第14期(2016年~2021年任期)を含む過去の国会議員が203人(40.7%)を占める。また、女性が151人(30.3%)、少数民族が89人(17.8%)、40歳未満が47人(9.4%)、ベトナム人民軍の軍人が32人(6.4%)、非党員が14人(2.8%)となっている。

 非党員の当選者は14人と全体のわずか2.8%を占めるに過ぎず、第13期(2011~2016年)が42人、第14期が21人と、大幅な減少が続いている。

 学歴については、博士課程修了が144人(28.9%)、修士課程修了が248人(49.7%)、大学卒業が106人(21.2%)、大学卒業以下が1人(0.2%)となっている。

 出身地別でみると、ハノイ市が34人(6.8%)でトップに立ち、以下、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:26人(5.2%)、◇北中部地方タインホア省:25人(5.0%)、◇同ゲアン省:24人(4.8%)、◇同ハティン省:24人(4.8%)と続く。ホーチミン市は8人(1.6%)に留まる。

 国家選挙評議会と各レベルの選挙委員会は今後1か月間、選挙結果に関する抗議を受け付け、対処する。国家選挙評議会は7月12日に会合を開き、抗議の解決の結果を審査し、議員資格の承認に関する決議を採択する。

 なお、第15期国会第1回会議は7月20日に開幕する予定。