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2021.05.27

バクザン省:日本向けライチ、今シーズン初輸出の出荷式

東北部地方バクザン省タンイエン郡(huyen Tan Yen)で26日、日本市場向けの早生種ライチの出荷式が開催された。同省からの今シーズン最初の輸出で、アメイイ・ベトナム(Ameii Vietnam)、グローバルフード(Global Food)、チャイントゥー輸出入(Chanh Thu Import-Export)の3社が合わせて約20tを輸出する。

 同省農業農村開発局によると、今回は15tを輸出する計画だったが、日本側から20tに増やすよう発注があったという。ライチは輸出前に、グローバルフード社で臭化メチルによるくん蒸処理を受け、消毒やパッケージングが行われる。

 同省での2021年のライチ栽培面積は2万8100haで、収穫量は前年比+1万5000t増の18万tを見込んでいる。このうち早生種は6050haの4万5000t、中生種(通常の収穫期)は2万2050haの13万5000tとなる見込み。収穫期間は、早生種が5月20日~6月10日、中生種が6月10日~7月20日を予定している。

 ベトナム産ライチは2020年に初めて日本に輸出された。6月にイオンの各店舗で販売されて、多くの日本人消費者や日本で暮らすベトナム人から好評を得た。